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中庸(中和)

2007.5 研賜


 

 

                        中庸本文2007.05.16

 

 

 

中庸は、中国の古典「礼記」の中の一篇である。

 

 

 

 

 

以下、中庸の本文を意訳。

 

天命、これを性といい、性にしたがうことを道という。そして、きよめた道は教えという。

道からは片時も離れないようにする。離れることができる道は、性によって作られた道ではない。故に、気づいた人は、見ていないところを戒慎し、聞いていないところを恐懼する。

隠れるより見えることはなく、微かであるより顕れることはない。故に感じた人は、気をつけて、一人進む。

喜怒哀楽がまだ発していないところを、中という。現したものがことごとく、中そして節であるならば、それは和という。

この世において、中は、大いなる本である。和は、求めるものに達することのできる道である。中和に至りて、この世は、落ち着き、あらゆる物が育つ。