中庸(中和) |
2007.5 研賜 |
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中庸は、中国の古典「礼記」の中の一篇である。
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以下、中庸の本文を意訳。
天命、これを性といい、性にしたがうことを道という。そして、きよめた道は教えという。 道からは片時も離れないようにする。離れることができる道は、性によって作られた道ではない。故に、気づいた人は、見ていないところを戒慎し、聞いていないところを恐懼する。 隠れるより見えることはなく、微かであるより顕れることはない。故に感じた人は、気をつけて、一人進む。 喜怒哀楽がまだ発していないところを、中という。現したものがことごとく、中そして節であるならば、それは和という。 この世において、中は、大いなる本である。和は、求めるものに達することのできる道である。中和に至りて、この世は、落ち着き、あらゆる物が育つ。
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