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幻視

研賜


 

幻視(思いが行いとなることについて)

思いは、行いの種となり、吾が身の大地で眠る。

吾が意、気となり、大地より天へと向かう

天の意、気となり、吾が気へ降る。

吾が気は、天の気へ、天の気は、大地へと、そして、衝突

気は渦巻き、変幻自在にゆらぐ。

渦の中には、渦があり、またその中に、渦がある。

無数の渦、混沌の中、極微の渦の中心に、微かに水が現れる。

無数の極微の水、渦巻きながら、急速に雨粒となり、大地へ降る。そして、種を潤す。

種は、行いとして、大地より芽吹く。

天の恵み、人の恵み、吾が努力が、芽吹いた種を、草として、木として育み、森を作る。

そして、森が、吾が心身を養い、善き思いを育む。

そして、また、意が、気となり、・・雨となり、・・、無限に循環し、遂には、とても善い物を生み出す。

 

幻視

思生行為之種而眠於吾身之大地

吾意生気而昇乎天自大地

天意生気而降乎吾気以衝突

而渦旋其変化若変幻自在

渦有於渦中而渦有於其渦中

無数渦則混沌中水之素現於極微渦之中心

無数極微水之素渦巻以生雨粒而降乎大地而潤種

是以行為之種発芽於大地

天恵人恵吾努力育芽乎草乎木則造森

森養吾心身与善思而吾意生気而雨而而・・

是循環遂生至善