金文(きんぶん)

 

周公の青銅器の内側底の文

 一昨日の甲骨文字そして昨日の金文と借りを作ったままである。少し返しておきたい。金文の三を見て思う。筆を使って書いている。しかし鋳込んで作った文字である。 臨書は墨跡。どのような書き方でもよいなにか加えられるはずだ。しかし・・んー なぜだろう考えてしまう。2012.01.06

       周公 金文の「三」        その臨書 

 この金文は西周初期の傑作として名高い。

 さて、この一回限りと気負いつつ、臨書をしてみた。絵を描いているようで楽しい。起筆と終筆の形の真似が困難。多くの箇所で起筆と終筆は尖っている。 このためもあり起筆と終筆の角々に気を使うことはない 。

 そうすると具合がよいため可能な限り中鋒で書き進んだ。筆は下書き使われたと思うがよくわからない。書道に役立てるとすれば、中鋒、楷書であっても根底に漢字が備えるべき雰囲気、のびのびとした自然さ楽しさなど多々ある。文に内容は王からの賜りもの関連だ。

 神が直接的に関係している甲骨文字と比べると若い文字なので若い二人だ。 2012.01.05

 

臨書

 一夜明けて少し冷静になった。篆刻は始めに筆で下書きした上で刻する。篆刻に使用する文字は小篆である。甲骨文あるいは金文の文字を様式化した文字だ。下書きの質に刻したものの出来は大きく左右されるが、書とはまた違った味わいがある。2011.01.07

刻印