紙文書
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戦国策残片 最古の紙文書
書籍名品叢刊二玄社に、最古ではないが戦国策残片として紹介されていたもの。
さて真似が難しいところを選び拡大した。おそらく下手な文字と映るはず。筆者もかってはそうだった。しかし、次、臨書。知っている筆法は尽くし知らない筆法は工夫をするということで書かないと似せることができない。
戦国策残片の部分拡大
しかしこの文字は、楼蘭出土李伯尺牘稿によく似ている。
参考: 楼蘭出土李伯尺牘稿
桜蘭出土李伯尺牘稿は328年と言われている。戦国期はこれより600年程度以上古い。
参考で示している桜蘭出土李伯尺牘稿臨書は7年前に書いたもの。このときは、相当に書くスピートをあげていったところで腑に落ちた。いまでもこの文書の臨書は、練習と指慣らしが必要で大変そうだ。運がよくないとできない可能性もある。
それにしても戦国策とあったため秦代の前の戦国時代と考えたが、どうも違和感がある。李伯尺牘稿と同じ年代とものと考えておく。
最古の紙文字はまた別途探してみる。
そうそう、大事なことなのでここで記しておく。
今、日本では、楷書の線を書き方を押さえて引いて押さえてといった感じで説明するのが一般的。
戦国策残片、李伯尺牘稿などはそれがそうなのかそうでないのか実感するための良い手本になり得る。下手な字と思わずに一度試みることをおすすめする。2012.01.14
戦国策残片臨書